Story ストーリー

美しいアロマボトルとともに
香りを楽しむアロマディフューザー

エッセンシャルオイルは、植物から抽出した香りでできています。
植物の香りは気分を変えたり、くつろぎを与えてくれたりと、
私たちの心や身体のリズムを整えてくれます。

そのエッセンシャルオイルは美しいガラス製のアロマボトルに入っています。
この美しいアロマボトルから、
そのまま空間に香りを放出して
心身ともに良い時間を過ごせる体験ができないか。
これが、AROMAFUN hour開発のきっかけでした。

実験の始まりです

アロマボトルのキャップを外すとすぐに香りが放たれるため、
そのままファンの力で香りを拡散できないかすぐに実験を開始しました。
オレンジスイートなど気化スピードの速いオイルは確かに香るのですが、
ラベンダーなど気化スピードの遅いオイルで実験すると、
ファンを回したまま1か月放置しても、
ほとんどオイルは減らず、
香りもあまりしませんでした。
気化しない理由は大きく2つ、
瓶についているドロッパーとオイルによる気化スピードの違いでした。

香りがどのくらい拡散するかの実験

次に、AROMAFUNで使用しているオイルパッドに
市販のリードディフューザーのリードを組み合わせて実験を行いました。
するとどの香りもリードを伝ってオイルパッドに浸透し、
そこに風を当てると広い空間に香りが届くことがわかりました。

広い空間(約16畳)に香りが届くことが分かり、
今度はどのぐらい香りが持続するかの実験を開始しました。
すると、オレンジスイートなど気化の速い香りは、
5mlのオイルがたった2日間で空っぽになってしまいました。
これでは、商品になりません。

技術者からアイデアが出ます。
「広い空間にオイルが香るようになったのだから、
それに弁をつけて香りの出るスピードをコントロールしたらどうだろう」
すぐに簡易的に密閉するための弁が開発され、
香りを出す、止める、といったコントロールができるようになり、
オイルの消費を遅らせる事ができるようになりました。

香りがどのくらい持続するかの実験

1時間に1度、アロマが香る

AROMAFUNはパーソナルに香りを楽しむ道具として、
芳香範囲が吹き出し口から約1mの範囲でしたが、
AROMAFUN hourは、リビングや寝室など広い空間でも
使用できるようにしたいと考えました。
実験でオイルパッドにアロマオイルを浸透させ、
空気をあてる方法が一番香りを拡散できたため、
その方法を取り入れ試行錯誤を繰り返し、
芳香範囲16畳を目指しました。

開発中、技術者はアロマの香りに慣れすぎて
今いる空間がアロマの香りで充満していることが分からなくなり、
周りのスタッフからアロマオイルの香りが
強すぎると指摘を受けることがしばしばありました。
香りはずっと香っていると匂いがわからなくなるものです。
しかし、季節や場所の変化で、再び新鮮な香りを
楽しむことができるようになることを、みなが知っています。

私たちリズムは、70年以上時計を作り続けています。
中にはカッコークロックやからくり時計といった商品があり、
目に見えない時の流れを伝える手段として音を奏で、
一時間に一度時をお知らせしてきました。
1時間のうち、ほとんどは芳香しませんが、
1時間に1度、気に入った香りが芳香する。
AROMAFUN hour のコンセプトが決まった瞬間でした。

ランプシェードのようなデザイン

アロマボトルからそのまま空間に香りを芳香するため、
はじめからボトルのデザインは見せることを前提にデザインしました。

1時間に1度、アロマが香るアロマディフューザー。

デザインはランプシェードのような佇まいをしています。
1時間のうちほとんどの時間は静かにインテリアと
調和しながら佇んでいますが、
1時間に1度、アロマボトルを照らすあかりとともに
植物の香りを空間へ放出し、
くつろぎのひとときを提供します。

ゆらぐあかり

美しいアロマボトルを照らすあかりは、
「ゆらぎ・点灯・消灯」から選べます。
エッセンシャルオイルは、自然の香り。
照らすあかりも自然に習い、
ろうそくの炎のようにゆらぐようにしています。

香りに自由を

エッセンシャルオイルは大手メーカーから
地方の小規模のメーカーまで様々。
植物シングルの香りもあれば、
各社のノウハウでブレンドされた香りは千差万別。
好みの香りに出会い、
選ぶ楽しさがエッセンシャルオイルにはあります。

一方、市販しているアロマボトルの口金は3種類以上あります。
各社口金のサイズが違うボトルを
1つのアダプターで取り付けができないか。

観察していると各社ほとんどのボトルには
ネックリングがついていることに技術者は気づきました。
このネックリングを利用すれば、取り付けることができるかもしれない。

こうして汎用性の高いアダプターが開発され、
自由に香りを選ぶことができるようになりました。

※一部ネックリングのないボトルは取り付けられません。

アロマの香りでくつろぎの時間を

リズムは、70年以上時計を中心に
商品開発を行っておりましたが、
時間を知らせるだけでなく、
良い時間を過ごして欲しいという思いから、
くつろぎの時間を過ごすことのできる
商品の開発を開始いたしました。
AROMAFUN hourは、
1時間に1度香りを放出するため、
香りにもリズムが生まれます。
その時その時の香りを楽しみながら、
くつろぎの時間をお過ごしください。